最難関大学受験のIRL 塾長岩田による教育実践BLOG!

IRL塾長岩田のblog「ココロの引出し、アタマの引出し」
【ブログ雑記帳】卒業生たち!

 IRLには「grads(グラッズ)」という組織があります。


 「卒業生たち(graduates)の会」というほどの意味です。

 grads のメンバー中心に、塾主催で就職相談会や同窓会を開いています。


 さて、そのような正式めいた集まりではないにせよ、

卒業生たちの絆が深く長く続いているのが、

大いに誇れるIRLの素晴らしい特長の一つだと思います。


 先日、5年から10年くらい前にかけての卒業生たち十数名が、

都内で旧交を温めあったそうです。

 付き合いがこれだけ縦に長い代に渡ることにも感嘆します。

 みんな社会人ですから、必ずしも千葉や東京に住んでいるとは限りません。

 そんな中で予定をやり繰りし、交流を継続しているのですから、大した絆です。


 集まりがあるという話を聞いたため、

最近とった自分の写メールとともに、主催者に挨拶メールを送ってみたら、

さっそく懐かしい文体の暖かい返信がありました。


 「リセット願望(6/11)」の稿で述べたような「いい形の保存」が

彼らと自分の間に残っていることわかり、とても嬉しく思いました。


 IRLのスローガンに

「ベストモチベーション(最高のやる気を引き出す)」

というのがあるのですが、

それをもじって

「ベストプリザベーション(最高の保存状態)」

なんて言ってみたくなりました(*^^*)


☆graduate(卒業する/卒業生)という単語の面白い成り立ちが、
「澄みわたる英語」に掲載されています。
よかったらご覧下さい→ http://irleigo.blog105.fc2.com/


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| ブログ雑記帳 | 17:21 | comments(0) | trackbacks(1)
比較の善し悪し(その1)
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 大学受験を通じて高校生を指導していく中で、様々な経験をしています。
 そんな経験の中から得た「気づき」を、伝えていきます。
(毎週月曜日更新予定)
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比較の悪し善し(その1)
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親・兄弟・親戚・友人…、高校生には比較される対象がたくさんいます。

我々大人も、子供を比較の土俵に何かと上げてみたくなります。

(この稿では「高校生」と「子供」という言葉をほぼ同義で使います。
文の流れのなかでより相応しいと思われる方を選んでいるとお考え下さい。)

-------------------------

─ああ、あの良く出来たお兄さん。○○大に行った。

─親戚の○○さんは、学校のクラスでトップの成績とったっていうじゃない。

─○○君は、部活でキャプテンやってて人一倍大変なのに、
 帰りは必ず塾に寄って勉強してくんだそうだよ。

-------------------------

ちょっとステレオタイプの気味はありますが(^^;)、
こんなセリフは様々な場面で大人から子供に対して発せられているでしょう。

さて、

基本的に、大人の立場から子供を何かと比較するのはなかなか難しいことで、
かなり注意をしないとマイナスの引き出しをしてしまうことも多いために、
わざと「悪し善し」と題名を倒置(!?)してみました。

そう考えるポイントは2つあります。


まずは、時期の問題です。

高校生を「思春期後半の人間」と言い換えてもいいでしょう。
(早熟タイプの中学生、晩成タイプの大学生もそうです。)

思春期後半というのは「人格形成期」にあたります。

別の言い方をすると、彼らは「自我が芽生えつつある時期」にあるのです。

自我=『自分が他人とは違い、独自の存在であるという気づき』です。

半ば以上無意識にですが、時に誇りを持ち、時に卑屈になりながら、
自分と他人とが違う存在であることを、
彼らは日々心で感じ、頭で学んでいるのです。

そんな彼らに対して、既に自我が確立されてしまった大人の視点から
「お父さんは…」「お姉さんは…」「○○君は…」と、他人と比較しても、
簡単に彼らのココロやアタマの芯には届きません。


次に、大人の意識の問題があります。

大人が子供を誰かと比較するのは、
大抵は「もっと良くなってもらいたい」という気持ちが強い時です。

-------------------------

─ほら○○君のことを考えてご覧。あなたより明らかに劣っているじゃない…。

-------------------------

なんていう比較はあまりしませんね(^^;)

従って、比較する相手は、
子供よりもその場面において明らかに優れている人
ということになります。

比較をすることで、子供の劣等感が強く刺激されてしまうわけです。


(追)
ただ、「比較する」という行為は、
「相対的な視点を取り入れる」ということでもありますから、
一切比較をしない生活指導、学習指導、進学指導に
どれほどの効果が期待できるのか疑問でもあります。

次号では、子供を「比較の土俵に上げる」ために
どのような気配りが必要なのかを述べたいと思います。


【今回の引出し】
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思春期の子供を、大人の視点から比較の土俵に上げてみても、
効果的とは言えないことが多い。
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<筆者プロフィール>

【岩田朋彦(いわたともひこ)】

 千葉県柏市にある最難関大学受験のための学習塾「IRL」の塾長です。
 『ベストバリュー・ベストモチベーション・ベストケア』をモットーに、
 ひとりでも多くの生徒が、大学受験を通じて人間的にも大きく成長してくれる
ことを願いながら、日々の塾運営をしています。

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| ココロの引出し、アタマの引出し | 15:16 | comments(0) | trackbacks(0)
【ブログ雑記帳】地名に番号!?
【雑記】のお知らせ

「ココロの引出し、アタマの引出し」は

ブログとメルマガの形で連載しているわけですが、

両方読んで頂いている方のためにも、

またそれぞれの連載に活気を与えるためにも、

ブログには「千葉県柏市のIRLらしい」

またメルマガには「一般配信らしい」

『プラスアルファ』をそれぞれ別に掲載してみようと思います。


☆地名に番号!?

 豊四季、五香、六実 … 柏近辺に在住の皆さんは見覚えのある地名ですね。

 「見覚えどころか自分の住所ですよ」という人も多いはず。

 ところで、よく見ると地名の中に数字が入っています、

 しかも4、5、6、と並んで…。

 実はこれらは明治維新後、千葉で新田開発をして町を発展させ、
 江戸から士族を移住させるという政策の中でつくられていった地名なのです。
 (開発した順番に番号を入れた名前をつけていったわけです)

 列挙すると以下のようになります。

初富、二和、三咲、豊四季、五香、六実、七栄、八街、
九美上、十倉、十余一、十余二、十余三。

 江戸を離れて見知らぬ土地に移住していく士族に、
少しでも明るい気持になってもらうよう、
番号だけでなく「縁起の良さそうな漢字」をあてているところが、
政府の心配り(または苦心)だったようです。

 とはいっても、11から先は工夫の種も尽きたようで、
ひたすら番号の列挙になっていますが(^^;)

 上記の土地に在住の皆さんは士族の末裔かも知れませんね…。
おじいさんやおばあさんに確認してみてもいいかも(^_-)


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| ブログ雑記帳 | 11:08 | comments(0) | trackbacks(1)
第3回:部活動と勉強
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 そんな経験の中から得た「気づき」を、伝えていきます。
(毎週月曜日更新予定)
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部活動と勉強
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一般的に高校での課外活動(特に部活動)をしていると、
その分だけ受験に不利だと言われます。

確かに時間面や体力面から考えると不利な面は多くあります。

しかしながら、運動系にせよ文化系にせよ、
部活動に真剣に取り組んでいる生徒には、
むしろ受験に有利な「引出し」も多くあります。

そういった「引出し」の一つを今回は述べたいと思います。

話の核心部分の流れはこんな感じです。

------------------------------

―部活のことを考えてみようか。
 部活というものは毎週きちんと練習予定が組まれていて、
 それに従って練習していく、
 そういう中で人一倍熱心に練習し、自分なりの工夫をし、
 実力をつけたものが試合に出て活躍できるんだよね。

「はい」(「もちろんです」という感じで)

―「気が向いたら練習しますが、気が向かなかったらしません。
 今日は見たいテレビ番組があるから練習休んで帰ります」
 っていう人がいたレギュラーになれるかな?

「それは、無理です」

―では、大会のひと月前に突然入部してきて
 「これから頑張るから試合で使って下さい」
 という生徒がいたらどう思う?

(「あり得ません」という感じで、苦笑して首を振る)

―そうだ。そんな無理が通ったら
 今まで一生懸命やってきた人はどうなるの?って思うよね。

(頷く)

------------------------------

もうお分かりかと思いますが、オチは「勉強も同じなんだよ」です。

「継続の重要性」「計画の重要性」「工夫の重要性」などなど、
受験勉強で必要なことは多く部活動で求められることと一緒なのです。

部活動を頑張ってきた人は、
そのような重要性を身をもって感じることができるのです。

勉強を頑張る気になっている生徒に対しては、
特に前半の内容を中心に流れをつくりつつ、
学習計画を立て、実行させていきます。

怠けがちになる生徒には
後半の話を強調しつつ、
「気楽な気持で怠けていると、後になって取り返しがつかなくなり、
真面目に勉強していた人から見たら滑稽なことになるよ」
と諭すのです。

もちろん、こういう話で生徒を刺激できるのは、
部活動を始めとした課外活動への取り組みに
普段から理解と共感を示しているからこそです。
そうでないと生徒から「何を突然…」と思われてしまいます。

【今回の引出し】
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受験勉強において「すべきこと」と「してはいけないこと」を
部活動に置き換えてみる。
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【岩田朋彦(いわたともひこ)】

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| ココロの引出し、アタマの引出し | 08:10 | comments(0) | trackbacks(0)
第2回:受験のリセット願望
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 大学受験を通じて高校生を指導していく中で、様々な経験をしています。
 そんな経験の中から得た「気づき」を、伝えていきます。
(毎週月曜日更新予定)
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受験の『リセット願望』
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 「リセット願望」という言葉が使われることがあります。

 「ゼロから始めたくなる気持ち」という意味です。

 コンピューターゲームなどでうまくいかない時に
 機械を「リセット」して最初からやり直すというところから
 に使われるようになったようです。

 だから『リセット願望から整形手術をした』
 とか『リセット願望から自殺を図った』などという、
 あまり好ましくない文脈で使われます。

 大学受験の世界で
 このリセット願望というのは結構よく出てくる症状です。

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「塾、辞めます…」

 その男子生徒が申し出てきたのは、高2の冬のことでした。

 真面目で、ちょっと不器用なところがある男の子です。

 受験までいよいよ一年、『君たちはもう受験生なんだよ!』
 と2年生全体のムードづくりをしていた最中のことでした。

 面接の場を設けて聞いた話をまとめると、以下のようになります。

・最近志望が変わり、今までよりもずっとレベルの高い大学/学部に
 どうしても行きたいと思うようになった。
・ただでさえ自分は勉強が間に合ってない。
・このままでは絶対に受からないと思うから自分で一から勉強をやり直したい。

 特に最後の「一から勉強を…」というのは典型的リセット願望の反応でした。

 「使用する問題集を替える」「塾を替える」

 新しい場面設定にして、新しいスタートを切りたい…

(塾を辞めたいがための口実としてそういうことをいう生徒ではなかったことを
念のため記しておきます)

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 理屈で考えれば、勉強は「積み重ね」ですから、
 「ゼロに戻して勉強し直す」というのはナンセンスです。

 一冊の問題集をきちんと終わらせられない生徒が、
 新しい問題集に手を出しても仕方ありません。

 本人と塾のシステムとの相性が決して悪くないことは、
 講師も担当チューターも認めています。

 では、正論を伝えてとことん説得するべきなのか…

 答えは NO でした。

 精神的に自分を追いつめてしまっっている彼に正論を持ち出して説得しても、
 つまり感情に理屈をぶつけても、効果がないだろうと判断しました。

 その代わりに

【では一から勉強をやり直してみよう。
 残念だけど、塾は辞めることになっても仕方ない】

 という対応をしました。

 もちろん、いきなりそう勧めたわけではありません。

 「一般的には、そういう考え方はあまり有効でない可能性が高いと言われる」
 などと…なるべく婉曲に(^^;)リセット願望が好ましくない話は伝えました。

 (こういう時にこちらが勢い込んで断定的な言い方をしてしまうと
 先方が心を閉ざしてしまうので…)

 その上で、

─でも、君がそこまで考えて言い出したことだから、
 とことん頑張れば道が開けるかも知れない。
 夢実現に向けて思ったことを実行してみればいいじゃないか。

 と、むしろ勇気づけました。

 ただし、

─もし途中で「イマイチうまくいかない」とか「やっぱりこの塾に戻りたい」
 とかなったら、遠慮なく戻って来ていいんだよ。

 と言葉を添えて…。

 つまり、

 【今までのデータを保存した上で、リセットを勧めた】

 わけです。

 「リセットは必ずしも悪いことではない」という立場をとってみたのです。

 整形や自殺のような後戻りのできないリセットはともかく、
 人生には【保存してリセット】できるケースはたくさんあるはず。

 そして、人生には経験しないと分からないことが多くあります…

 というより、理屈だけで分かってしまうことなど
 ごく少ないのだといってもいいのではないでしょうか。

 大人の目からはうまくいかなそうなことが瞭然としていても、
 敢えて体験させることで、今後の人生の糧にする、
 その方が、長い目で見たらプラスであることは多いと思います。

 そこで、
 「今の状態に戻ろうと思えば戻れるんだよ」とデータを保存しておいて、

 「さあ、自分が思ったようにしてご覧」とリセットを見守ってあげる
 という引き出し方は充分あり得るという判断の元に対応したのです。

 一旦退塾した生徒が、そうおいそれとは戻って来るわけもないので、
 塾の経営面からみればマイナスの方向に
 彼の背中を押してしまっているわけなんですが…(^^;)

─しかし、自分は広義での教育者でもありたい

 と、やせ我慢(!?)して、リセットを容認しました。

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 ところで、上述したエピソードには後日譚があります。

 それやこれやで、リセットして退塾していった彼が、
 先日数年ぶりに塾を尋ねて来てくれたのです。

 「先生、○○です。覚えてらっしゃいますか!?」

 アカ抜けた爽やかな大学生の姿になっていました。

 少し遠回りをして(つまり浪人して)、
 結局、その当時の志望とは違う大学の違う学部に通うことになったそうです。

 と、いうことは、
 リセットが大学受験という意味では必ずしも有効に働かなかったわけです。

 けれども、彼は明るい表情で、大学生活が充実している話をしてくれました。

 経験が彼をひと回り大きくさせたことも事実なわけです。

 「あんな形で退塾しちゃったんで、顔を出しづらかったんですが…」

 と、私と塾に気を遣ってくれているようでしたが、

─今の君が充実しているというのが何よりだよ。

 と心から思いました。

 君との人間関係はちゃんと【保存】してあるんだよ、と…。



【今回の引出し】
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 今までのデータを保存できるなら、リセットも有効な選択肢である。
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| ココロの引出し、アタマの引出し | 13:19 | comments(1) | trackbacks(0)

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