2008.02.25 Monday
受験と買い物の関係
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大学受験を通じて高校生を指導していく中で、様々な経験をしています。
そんな経験の中から得た「気づき」を、伝えていきます。
(隔週月曜日更新予定)
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━━━━━━━━━
受験と買い物の関係
━━━━━━━━━
実際の受験が始まると必ず出てくる問題の一つが
「本番だとできない」
という感想です。
------------------------------------------
「過去問やっていた時は読めてたはずなのに、
本番では全然英文が読めなくなっちゃうんですよ」
------------------------------------------
と、この手のぼやきが生徒の口から漏れ出てきます。
家や自習室で演習していた日から本番までの二日や三日の間に
突然できなくなるなどということは、常識的には考えられません。
最初の受験だから緊張したということなら分かりますが、
何度か実戦を経てまだ「緊張し過ぎる」ということはなさそうです。
そういう時に以下のような原因が考えられます。
↓↓↓
○過去問演習時と違い、本番ではすぐに答えを確認できないから、
どれもこれも間違えたような気分になる。
そこへもって、
○これが本番だ(できなければ受からない)ことを分かっているので、
まずかったんじゃないか、という気持ちが強く残る。
その結果「本番だとできない」という感想になるというわけです。
このことを生徒に説明すればいいのですが、
本番の時期はちょっと特殊な精神状態なので
理屈で説得しようとしてもなかなかうまくいきません。
そこで使う比喩が『値札の比喩』です。
------------------------------------------
「先生〜、過去問解いている時は順調なのに、
本番になるとできなくなっちゃうんです」
─それは気持ちの問題。実際にできなくなってるわけではないんだ。
(納得しない感じの語調で)「え〜、そうですかねえ…」
─過去問演習と本番入試の一番大きな違いは何だか知ってる?
「う〜ん、何だろ…」
─すぐに答え合わせができないっていうこと。
(まだ不得要領に)「まあ、そうですが…」
─これはアナタが思っている以上に
大きなココロの重荷になっているんだ。
「…」
─喩えていえば、
値札のついていない商品を買うのと似てるんだよ。
(??)
─問題が商品、値札が解答と考えるんだ。
------------------------------------------
買い物に行って「いいな!」と思えた商品があっても、
値札がついていなければ不安になるのは当たり前です。
不安というのは「予想外に高かったらどうしよう」に決まってます。
「5000円くらいだとは思うけど一万円だったらどうしよう。
レジまで持って行ってそんなことがあったら、恥ずかしいし…」
家や自習室での演習と受験本番との違いも同様なのです。
自分が選んだ答の確認がすぐできれば、
合っていればもちろん、間違っていても
サッと切り換えて次にすべきことを考えられるものです。
その一方で自分が選んだ答の確認がすぐできないと、
ある程度根拠を持って選んだはずのものでも自信がなくなってくるし、
はっきり根拠を探せなかったものは、
どれもこれも間違いのような気分になってくるものなのです。
しかも答の確認ができるのが、あくまで演習であると分かっている方で、
確認ができないのが、本番なわけですから
気持ちの面での違いがどれほど大きくなるかは瞭然です。
------------------------------------------
─店で買おうとしたモノに値札がついてない時のことを考えてみようか。
『これ安かったらどうしよう』って思う??
『これ5000円くらいしそうだけど、
500円かも知れないからレジに持って行ってみよう』
とか…
(苦笑しながら)「思いませんよ」
─だよね。『5000円だったら所持金で足りるんだけど、
一万円だったらどうしよう』って不安になるのが普通だよね。
(だいぶ状況を理解した感じで)「はい」
─受験も同じことなんだ。
しかも、買い物だったらレジで恥をかくだけでいいけど、
受験本番での間違いは恥くらいじゃ済まないって思うでしょ。
『いつもよりできない気がする』というのがむしろ普通で、
『いつもよりできる気がする』という方が変なくらいなんだよ。
------------------------------------------
と、こんな感じで話を進めていくのです。
【今回の引出し】
******************************
「試験本番になるとできなくなる」という錯覚に怯えている場合に
「買い物と値札の比喩」が有効である。
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<筆者プロフィール>
【岩田朋彦(いわたともひこ)】
千葉県柏市にある最難関大学受験のための学習塾「IRL」の塾長です。
『ベストバリュー・ベストモチベーション・ベストケア』をモットーに、
ひとりでも多くの生徒が、大学受験を通じて人間的にも大きく成長してくれる
ことを願いながら、日々の塾運営をしています。
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実際の受験が始まると必ず出てくる問題の一つが
「本番だとできない」
という感想です。
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「過去問やっていた時は読めてたはずなのに、
本番では全然英文が読めなくなっちゃうんですよ」
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と、この手のぼやきが生徒の口から漏れ出てきます。
家や自習室で演習していた日から本番までの二日や三日の間に
突然できなくなるなどということは、常識的には考えられません。
最初の受験だから緊張したということなら分かりますが、
何度か実戦を経てまだ「緊張し過ぎる」ということはなさそうです。
そういう時に以下のような原因が考えられます。
↓↓↓
○過去問演習時と違い、本番ではすぐに答えを確認できないから、
どれもこれも間違えたような気分になる。
そこへもって、
○これが本番だ(できなければ受からない)ことを分かっているので、
まずかったんじゃないか、という気持ちが強く残る。
その結果「本番だとできない」という感想になるというわけです。
このことを生徒に説明すればいいのですが、
本番の時期はちょっと特殊な精神状態なので
理屈で説得しようとしてもなかなかうまくいきません。
そこで使う比喩が『値札の比喩』です。
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「先生〜、過去問解いている時は順調なのに、
本番になるとできなくなっちゃうんです」
─それは気持ちの問題。実際にできなくなってるわけではないんだ。
(納得しない感じの語調で)「え〜、そうですかねえ…」
─過去問演習と本番入試の一番大きな違いは何だか知ってる?
「う〜ん、何だろ…」
─すぐに答え合わせができないっていうこと。
(まだ不得要領に)「まあ、そうですが…」
─これはアナタが思っている以上に
大きなココロの重荷になっているんだ。
「…」
─喩えていえば、
値札のついていない商品を買うのと似てるんだよ。
(??)
─問題が商品、値札が解答と考えるんだ。
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買い物に行って「いいな!」と思えた商品があっても、
値札がついていなければ不安になるのは当たり前です。
不安というのは「予想外に高かったらどうしよう」に決まってます。
「5000円くらいだとは思うけど一万円だったらどうしよう。
レジまで持って行ってそんなことがあったら、恥ずかしいし…」
家や自習室での演習と受験本番との違いも同様なのです。
自分が選んだ答の確認がすぐできれば、
合っていればもちろん、間違っていても
サッと切り換えて次にすべきことを考えられるものです。
その一方で自分が選んだ答の確認がすぐできないと、
ある程度根拠を持って選んだはずのものでも自信がなくなってくるし、
はっきり根拠を探せなかったものは、
どれもこれも間違いのような気分になってくるものなのです。
しかも答の確認ができるのが、あくまで演習であると分かっている方で、
確認ができないのが、本番なわけですから
気持ちの面での違いがどれほど大きくなるかは瞭然です。
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─店で買おうとしたモノに値札がついてない時のことを考えてみようか。
『これ安かったらどうしよう』って思う??
『これ5000円くらいしそうだけど、
500円かも知れないからレジに持って行ってみよう』
とか…
(苦笑しながら)「思いませんよ」
─だよね。『5000円だったら所持金で足りるんだけど、
一万円だったらどうしよう』って不安になるのが普通だよね。
(だいぶ状況を理解した感じで)「はい」
─受験も同じことなんだ。
しかも、買い物だったらレジで恥をかくだけでいいけど、
受験本番での間違いは恥くらいじゃ済まないって思うでしょ。
『いつもよりできない気がする』というのがむしろ普通で、
『いつもよりできる気がする』という方が変なくらいなんだよ。
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と、こんな感じで話を進めていくのです。
【今回の引出し】
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「買い物と値札の比喩」が有効である。
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<筆者プロフィール>
【岩田朋彦(いわたともひこ)】
千葉県柏市にある最難関大学受験のための学習塾「IRL」の塾長です。
『ベストバリュー・ベストモチベーション・ベストケア』をモットーに、
ひとりでも多くの生徒が、大学受験を通じて人間的にも大きく成長してくれる
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