最難関大学受験のIRL 塾長岩田による教育実践BLOG!

IRL塾長岩田のblog「ココロの引出し、アタマの引出し」
タイプ別、優先順位のつけ方

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 大学受験を通じて高校生を指導していく中で、様々な経験をしています。

 そんな経験の中から得た「気づき」を、伝えていきます。

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タイプ別、優先順位のつけ方
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以下、実際にあった逸話です。

入試日程をすべて消化した翌日に
塾に挨拶に来てくれた生徒が…

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「先生、聞いて下さい」

─どうしたの?

「昨夜家に帰って、することがないからテレビ見てたら
 突然消えたんですよ!」

─???

「ビックリしました」

─タイマーとかじゃないの?

「違うんです」

─???

------------------------------------------

で、実は
「自分で消していて、後でそのことに気づいた」
というのがオチなのです(^^;)


勉強の妨げになるようなものは、できる限り身辺から遠ざけるなど
受験期間中には本当に自制的な生活を送っていて
テレビを見るなんてもっての他…だったわけです。

その意識が深層に残っており、
テレビを見ている最中にふっと出てきて、
反射的に近くにあったリモコンのスイッチを切ってしまった…
というわけです。

この逸話は極端な例ですが
受験期間中は誰しもが

学習量に圧倒され…

時間に追われ…

という感覚を持ってるのは間違いありません。

それであれこれの勉強が中途半端になると
受験はうまく行きません。

量に圧倒されて時間に追われている場合に一番有効なのは
「優先順位をつけること」で
これは当たり前のことなのですが、

「生徒のタイプによって優先順位のつけさせ方に工夫がある」

というのが今回のテーマです。


(1)真面目モードで「忙しくて途方に暮れる」タイプ

真面目な生徒は
あれもこれもやろうとして中途半端になり
できないことが気になり、
精神的に参っていく傾向が強いので

「今しないでいいこと/後回しにできること」

が明確になるように状況を整理していきます。

もともと真面目なので「今しないでもいいこと」がわかると
目の前の勉強に安心して集中でき
今すべきことを片付けた後で
「それまでしていなかったこと」にも手をつけていきます。


(2)逃避モードで「大変だと感じると結局やらない」タイプ

対比で考えるとお分かりだと思いますが、
勉強から逃避しがちな生徒には

「必要性の高いこと」

が明確になるように状況を整理していきます。

注意したいのは、
「優先順位の低さ」という視点で学習の整理をさせないことです。
元々「しないで済む」ことには敏感なタイプであることが多いので

結局その勉強をやらず仕舞いになってしまうこともあります。

「必要性が高い」ことを洗い出し
それをクドく摺り込み
しばらくは進行状況をチェックします。

その勉強が順調に進み始めたら
次に「必要性の高いこと」と…

常に「必要性が高い」という意識を持たせます。

例で出したのは完全に受験期に入った生徒の例ですが、
その時期でなくとも

学校の勉強
塾の勉強
部活動
学校行事
習い事

などなど、すべきことがたくさんあり
目の回るように忙しい高校生はたくさんいます。

そういう高校生(主に高1生や高2生)の学習指導にも有効な視点です(^-^)

【今回の引出し】
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(1)真面目モードで「忙しくて途方に暮れる」タイプ
→「今しないでいいこと」を明確に意識させる。

(2)逃避モードで「大変だと感じると結局やらない」タイプ
→「すべきこと」を常に意識させる
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<筆者プロフィール>

【岩田朋彦(いわたともひこ)】

 千葉県柏市にある最難関大学受験のための学習塾「IRL」の塾長です。
 『ベストバリュー・ベストモチベーション・ベストケア』をモットーに、
 ひとりでも多くの生徒が、大学受験を通じて人間的にも大きく成長してくれる
ことを願いながら、日々の塾運営をしています。

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| ココロの引出し、アタマの引出し | 18:44 | comments(3) | trackbacks(0)
やる気を喚起する工夫

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やる気を喚起する工夫
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勉強漬けの毎日が続くと、
気持ちの張りを維持するのがなかなか難しくなります。

「自分のやる気を喚起する工夫」として

【モチベーションが高い人をマークして勉強する!】

というユニークな工夫をしている生徒が毎年出てきます(^-^)

 ↓↓↓

高いモチベーションを保ったまま集中して勉強できている生徒を探し、
自習室でそんな生徒の近くに座り、
「アイツが席を立つまでは自分も席を立たないぞ!」
疲れて来たらそちらを見て
「まだまだ、負けてられない!」
などと心の中で自分を鼓舞するわけです。

脳の研究家の池谷裕二氏が
エコノミストという雑誌に寄稿していたエッセイによると
画面に[握れ]の文字が出たら被験者が手元のグリップを握る
[グリップ握り]という科学実験で
[握れ]の文字の前に「頑張れ!」「いいぞ!」などと
精神的な応援になる文字を[目に見えない程の一瞬]だけでも
画面に表示すると握る力が【2倍!】になるのだそうです。

そんな実験のことを考えると
【モチベーションが高い生徒が視野に入る位置で勉強する】という工夫は
充分に科学的な根拠のある工夫だと言えるかも知れません(^_-)

そして、そんな生徒には、
[もう一歩踏み込んでみること]
を勧めてみたりします。

具体的には

【どうせなら、マークされる側になってみようよ】

ということです。


[他人を見て、自分の姿勢を正す]
という考え方ができるだけでも評価に値しますが、
それを実践できている生徒であれば、
もうワンランク上の学習姿勢にチャレンジしてみる価値は
充分あるのではないかと考えるのです。

他人に見られて、恥ずかしくない…
どころか

【他人のやる気の素になれる】
【他人から学習姿勢の見本に選ばれる】

そうなってしまえば成功に更に一歩近づいたと

自信をもって言えるわけです。

【今回の引出し】
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(1)モチベーションが高い生徒をマークする位置で勉強すると
 [やる気の喚起]に繋がる。

(2)更に一歩進んで【マークされる側】になることを目指しながら
 【理想の学習状態】を追求する。

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| ココロの引出し、アタマの引出し | 19:24 | comments(3) | trackbacks(0)
親の言うことを聞けない(その2)

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親の言うことを聞けない(その2)
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前回の内容を要約します。

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高校生になると
「親の言うことは(理屈は分かっていても)どうしても聞けない」
という状況になることがある。

「自分はただでさえ親に似ている面があるのに
 更に親の言うことを聞いていたら、親のコピーになってしまう」
という恐れが子供の深層心理にあるからで、
そういう観点からすると、「子供が言うことを聞かない状況」を
親の側から「子供の自立に必要な一段階」として受け入れる必要がある。

もっとも、子供は自我を確立し終えてから
「自分はやはり親の血を引いている(血は争えない)」
ことに気づき、その頃から親子の「大人同士の深みある関係」が始まる。

-----------------------------------

というものでした。

[今回は指導の現場でどういう風にその考え方を活用していくか]
というのがテーマです。

※なお、この稿は学問的な論説でなく、
一種のサービス業の現場からのエッセイですから
本来は「親御さん/お子さん」などと表記したいのですが
それに合わせて文章もすべて敬語にすると読みづらくなるため
「親/子」の表記で話を進めることを予めお断りしておきます(^^;)


☆親との関係の中での活用について☆

まず前提として
「親も未完成の人間であり、自分の子供と対応する時には、
 他の子供や年下の知人と対応する時より感情的になりがちである」
ということを意識します。

そういう点から
-----------------------------------
(1)その考え方を親に説明するだけでも親側の安心感が違ってくる。
-----------------------------------
ということが言えます。

前回も書いたように、このストーリーは
「一時的に関係が疎遠になっても、
 やがてもっと充実した形の人間関係ができあがる」
というハッピーエンドですから、
親側の不安やイライラ感が減ります。

感情というのは刺激し合うものですから、
親のマイナス感情が減れば、
自然と子供のマイナス感情も減っていくものです。

次に、子供は深層心理で親のコピーにならないように
警戒しているわけですから、
-----------------------------------
(2)親から子に大事なことを言いたい時に我々第三者の名前を使ってもらう。
-----------------------------------
という工夫があります。

「朝ご飯食べないと頭の働きが鈍るから、ちゃんと食べなさいよ」
ではなく
「岩田先生が言ってたんだけど、
 朝ご飯食べないと頭の働きが鈍るんだって
 毎年それで成績に差が出る生徒が結構いるそうよ」
などと話しかけてもらうわけです。

それでも親が口に出したというだけで反発されそうな場合に
-----------------------------------
(3)親が子に言いたいことを、我々第三者が代わりに言う。
-----------------------------------
というアプローチもあります。

もちろん事前に親側と指導側できちんと話し合い、
状況を確認しておく必要があります。


☆子供との関係の中での活用について☆

まず前提として、子供から
「“ああこの人は親の代弁者だ”
 というレッテルを貼られてしまわないようにしたい」
ということを意識します。

そのためにまず重要なのは
-----------------------------------
(1)普段から「君を理解し、君に共感するよ」という姿勢で子供と接する。
-----------------------------------
ということです。

大人同士の接待のような技術は不要です。

自分の高校時代を思い出し、
シンプルに子供の現状に重ね合わせればいいのです。
(ある程度歳をとるとそれが難しいということにもなるのですが…)

例えば
『学校の人間関係あれこれを友だちと話しているうちに
 気づいたら2時間経っていて、塾に遅刻してしまった』
というような子供の行動に対し、

「そういう時の時間って、なんだか妙に早く過ぎるんだよね〜。
 まあ、そういう時もあるよ。
 ただ、同じことを何度も繰り返さないように気をつけなよ」
のように対処しておくイメージです。

時にはその人間関係を聞きながら
「自分が同じ立場ならこうしただろう」
「自分の時はこんな悩み事を抱えていた」
など、一歩踏み込んで話す時間を取ってもいいと思います。

そうすれば、急所のポイントで
「今回は甘えたことをいってないで、○○しないと駄目だよ!」
「☆☆に関しては妥協しないで是非やるべきだね」
という指導をしても素直に聞かせることができます。

-----------------------------------
(2)「親の視点と我々指導する側の視点が被るのは当たり前だ」
 ということを子供に理解させる。
-----------------------------------
というのもあります。

「子供の成長を願う」という一番根本的な部分が一緒だからです。

これも大事な話をする時だけいうのではなく、
普段から(相手からくどいなあという気持ちを持たれない程度に)
子供に伝えておけばいいわけです。

-----------------------------------
(3)この話を実際に聞かせて、同感を誘う。
-----------------------------------
というのもあります。

「親の言うことってなぜかムカつくよね〜」
と、まずこちらから子供に同感して、その後この話を聞かせます。

子供の方でも、何でかはっきり分からずに親に反抗しているわけですし、
分からないだけに
反抗した後で何とも言えない空しい気持ちになっているはずですから、
それなりの理由づけができれば救いになることもあります。

「親の言うことを聞けないのは、
 ある意味“遺伝子”の問題っていえるかも知れないんだね」
のように説明すると子供はなるほど〜という顔をして聞いてます。

そこで
「今度から“私じゃなくて私の遺伝子が反抗してるのよ”とか親に言えば」
などとつけ加えると、おかしそうに笑います。

などと話を進めつつも、結局ハッピーエンドが待っているのが
(何度か書きましたが)この話の素敵な点なのです。


【今回の引出し】
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「親の言うことを聞けない」理論を親や子供に教えたり
親子の間に第三者としてうまく加わることで、親子の余計な摩擦を防ぐ。
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| ココロの引出し、アタマの引出し | 21:03 | comments(0) | trackbacks(0)
親の言うことを聞けない(その1)

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 大学受験を通じて高校生を指導していく中で、様々な経験をしています。

 そんな経験の中から得た「気づき」を、伝えていきます。

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親の言うことを聞けない(その1)
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高校生ともなると、
親とのコミュニケーションの機会がずっと減るのが一般的です。

そもそも物理的な接点がなくなるということがあります。

部活動、学校行事、塾、遊び…
いろいろな用事が目白押しで
早朝に家を出て、夜遅く帰宅し
帰ってくると風呂に入ってバタンキュー…。

いろいろなことを自分で判断できるようになり、
しかも体力もついてきているので
必然的に家の外で過ごす時間が長くなるわけです。

もう一面において
親とコミュニケーションを取りたがらなくなるという現象も表れます。

まあ反抗期の延長線上のようなものです。

※当然、親とコミュニケーションをとりたくないから
 物理的に家の外にいる時間が長くなるということもあるでしょう。

塾の人間として保護者の方と話す機会があると

「いや〜、もうこの年頃になると我々の言うことは聞きませんから」

と諦め気味に納得しているケースもありますし

「中学受験の時はあんなに聞き分けが悪くはなかったんですけどね」

というように、昔と比較してため息をつく場合もあります。

いずれにせよ、
親にとって、子供とコミュニケーションがきちんと取れないのは
気分のいいものではありません。

「そういう状況の捉え方の一つ」というのが
今回のテーマです。


------------------------------------------

「思春期の子供が親の言うことを聞きたがらないのはむしろ自然なことだ」

------------------------------------------


という内容の英文を入試問題の長文で読んだことがあります。

理由をまとめると以下のようになります。

------------------------------------------

↓↓↓

まず前提として

「思春期というのは自我を確立していく時期である」

と位置づけられます。


自我というのは簡単に言うと

「自分が自分であること」

言い換えれば

「自分は他の人間とは違うこと」

ということです。


その一方で、子供にしてみれば

「自分が親と良く似ている面を持つ」

ということを何となく分かってきています。


そこで

「うっかりして親の言う通りに過ごしていると
 自分が親のコピーになってしまう」

という不安を無意識に抱えているのです。

自分が他の人間と同じになったら
自分の存在意義がなくなってしまいます。

つまり

「親の言うことを聞かなくなるのは
 自我を確立しようとする無意識の反映であり
 むしろ自然なことなのだ」

と言えるそうなのです。

------------------------------------------

このことは、
やはり子供よりは親の方が理解し易いと思います。

親は自分が子供だった時期を経験しているけれど
子供は自分が親である時期を経験していないわけですから。

親にもそうやって自分の親を疎ましく感じていた時期があるはずで、
それは無意識の部分の衝動で、
しかも必要悪のような反抗であるが故に
親に対して反抗したり、親を無視したりしながらも
なんともやる瀬ない気分や
どうにも割り切れないイライラを感じていたことを
漠然とでも思い出せるはずだからです。

もっとも、この論文には続きがあります。

------------------------------------------

↓↓↓

そうやってなるべく「親のマネはすまい」と頑張ってきたはずの子供も
実は大人になってみると
結局親と良く似た面は自分の中にきちんと残っていることに気づき
「血は争えないなあ」と苦笑し
自分は親の子供であることを受け入れられるようになる。

そうなってから、今度は大人同士の深みある親子関係が始まる…。
というものです。

------------------------------------------

なんとも微笑ましい結論ですね。

「親子の関係」「思春期」「自我」といった題材は
広く深い題材であるため、
上述したようにこの論もあくまで「説明の一つ」でしかありませんが、
ある程度の納得感があり、
しかもハッピーエンドであるという点でいい論だと思います。

こういう話を指導の現場でどのように使っているかということを
次回書きたいと思います。

【今回の引出し】
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自我を確立する思春期には、自立に必要な一段階として

「親の言うことを聞けなくなる」

という状況が生まれることを知っておく。

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| ココロの引出し、アタマの引出し | 14:11 | comments(0) | trackbacks(0)
他人のために…プラスα
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他人のために…プラスα
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受験生には戦略的な学習が求められます。

その戦略の中には当然「計画性」という言葉も含まれます。

予め学習計画を立て、
それを日毎、週毎にチェックしながら学習を進められる生徒は
それをしていない生徒よりも、
当然のことながら確実に成果を上げることができます。

その一方で、
「計画」とか「毎日、毎週のチェック」というのは
高校生の最も苦手とするところでもあります。
※「高校生」を「人」と置き換えてもいいかも…とさえ思います(^^;)

そんな「苦手なこと」に取り組ませる際の工夫の一つが、
今回のテーマです。

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「計画を立てるのは、他の誰のためでもない、
 君自身のためなんだよ」

「面倒臭いのは分かる、でもこれをやることで
 自分の将来が変わってくると考えようよ」

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こんな風に説得するのが、筋と言えば筋で、
「自分のため」「自分の将来」
ということを納得させられれば一番良いのですが、

高校生時代というのは、人生経験が浅いこともあり
「まあ今はサボっても結局何とかなるさ」
という気持ちになりがちな時期なのでなかなか難しいものです。

そんな時に

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「こんな風にきちんと計画が立てられれば
 受験は断然有利に進められるよね。

 受験で大成功したら、『○○プラン』とか名前をつけて
 成功の見本として来年は後輩に紹介させてもらおうかな。

 自分のためというのはもちろんだけど、
 それが塾の財産にもなることだと思って、頑張って続けてみてよ」

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のように『自分の努力が他人のためにもなること』を伝えます。

単に他人のためになるだけでなく
『自分が成功し、他人から賞賛や尊敬の眼で見られる』
というプラスイメージが入っているのがミソです。

同じように他人を引き合いに出すアプローチで

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「成功した△△先輩もやっていたんだよ」

「ほら、同じクラスの◇◇さんは、既にはじめているよ」

------------------------------------------

というようなありがちな対応(これはこれで良い面もありますが)より、
前向きな気持ちを引き出せることがあります。

※もちろんきちんと最後まで頑張れれば、
約束どおり「成功事例」として後輩に紹介することもできます(^_-)

【今回の引出し】
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『他人のために頑張る』という考え方に
『自分が成功し他人から認められる』というイメージ持たせることで
生徒のやる気を引き出す。

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| ココロの引出し、アタマの引出し | 22:32 | comments(0) | trackbacks(2)
ひとり多数決

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ひとり多数決
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日常生活の中で
二つ(場合によっては三つ)の選択肢の中から
一つ選ばなければならないような状況があるとします。

その選択がなかなか微妙で、決断するのが難しそうな時に
『ひとり多数決』というやり方が使えます。

毎日数回、できれば同じような時間帯を選び、
今の自分ならどちらを選ぶかを考え一票投じるというやり方のことです。
その積み重ねを最終決断の際に重視するのです。

-------------------------

「高校でバスケ部に入るか水球部に入るか迷ってるんです」

─迷ってるんだ…。

「小学校、中学校とバスケ部だったんですよ。
 だから慣れてるし、愛着もあるし…」

─水球っていう選択肢が出てきたのはどうして?

 同じスポーツばかりでなく、
 違った世界を見てみたいっていう気持ちもあるんです。
 泳ぐの好きだし…」

─いつまでに決めたいのかな?

「4月中には決めて、入部の手続きしないと
 どっちの部に入るにせよ、出遅れちゃうと思うんですよね〜」

-------------------------

こんな状況の時に「ひとり多数決」を勧めてみます。

まず最初に、それぞれの選択肢の利点と問題点を明確にします。

部活動を選ぶ例でいうと

<バスケ部の利点>
・慣れているので安心して関われる。
・幼い頃からやってきて愛着がある。

<バスケ部の問題点>
・マンネリ化するかも知れない。
・部員が多いようなのでなかなか試合に出られないかもしれない。

<水球部の利点>
・新たなスポーツに携わるという刺激がある。
・部員が少なくすぐに試合に出られそうだ。

<水球部の問題点>
・未知の部分が多く、自分に合わないかも知れないという不安がある。
・学校のプールが使えない時も多く、練習日が限られるらしい。

などになったりします。

こうやって利点や問題点を整理した後で
「起床後」「昼食時」「夜の入浴時」「就寝前」
など、時間を決めます。

そして毎日その時間帯になったら
『今の自分ならどちらを選ぶか』を考え、
その選択を手帳や携帯にメモしておきます。


上の部活動選択の例でいうと
4/29日の夜にチェックしてみたら
バスケ部→20票
水球部→28票
のような結果になっているわけで、
その結果を重要な判断材料にするのです。


『決断は一回だけで、それが最終決定である』
という固定観念に縛られると、結構気が重くなるものです。

それで日々あ〜でもない、こ〜でもないと
思いを巡らして悩んでいて、
気の重い日々を過ごしていたら
他のこと(上記の例でいえば学業など)にも
多かれ少なかれ良くない影響を及ぼしてしまいます。

この『ひとり多数決』を使えば
あくまで『今の自分の気持ち』であるし、
『数十票の中の一票』でしかないわけだから、
気分的に重くならず、素直に選択肢を検討することができます。

そして一票投じた後は気分を切り換えて
他のことをすればいいわけです。

ちなみに、気分を切り換えて他のことをしていても
脳は深層部分できちんと比較検討を続けてくれていますから、
心配はいりません。

『ひとり多数決』は、実際にやってみると
大抵の場合最終日を待たずに
はっきりした差がついてきてしまうことが多いのですが、
自分の気持ちに素直になった結果、
深層心理の方でついている差が表層に出てくのではないかと思います。


【今回の引出し】
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微妙な選択をする必要に迫られた場合に
「ひとり多数決」を実施することで
気軽に、素直に自分の気持ちを測ることができる。

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<筆者プロフィール>

【岩田朋彦(いわたともひこ)】

 千葉県柏市にある最難関大学受験のための学習塾「IRL」の塾長です。
 『ベストバリュー・ベストモチベーション・ベストケア』をモットーに、
 ひとりでも多くの生徒が、大学受験を通じて人間的にも大きく成長してくれる
ことを願いながら、日々の塾運営をしています。

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| ココロの引出し、アタマの引出し | 15:26 | comments(0) | trackbacks(0)
【ブログ雑記帳】:KIDS SAVER

年度末から年度始めにかけては現場が忙しく、しばらく更新が滞っていたことをお詫びいたします。

去る3/29(土)に
「日本教育再興連盟」というNPO法人が主催する
「KIDS SAVER」というプロジェクトの「KICK OFF MEETING」に参加してきました。

(「子供たちにもっと気持ちを近づけていき、
  子供たちが夢を持って暮らせる社会をつくっていこう」
  という運動のお披露目式といった趣旨の会です。)

「百マス計算」で有名な立命館小学校副校長の陰山英男先生、
イー・ウーマン代表取締役の佐々木かをり氏、
元プロ野球選手の古田敦也氏

など多彩なゲストの有意義な話を聞くことができました。

「KIDS SAVER 運動」はまだ始まったばかりです。

今後いろいろな企画が予定されているようです。

ご興味がおありの方は、以下から覗いてみて下さい。

キッズ・セーバー





| ブログ雑記帳 | 22:57 | comments(0) | trackbacks(1)
受験と買い物の関係
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 大学受験を通じて高校生を指導していく中で、様々な経験をしています。

 そんな経験の中から得た「気づき」を、伝えていきます。

(隔週月曜日更新予定)

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受験と買い物の関係
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実際の受験が始まると必ず出てくる問題の一つが

「本番だとできない」

という感想です。

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「過去問やっていた時は読めてたはずなのに、
 本番では全然英文が読めなくなっちゃうんですよ」

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と、この手のぼやきが生徒の口から漏れ出てきます。

家や自習室で演習していた日から本番までの二日や三日の間に
突然できなくなるなどということは、常識的には考えられません。

最初の受験だから緊張したということなら分かりますが、
何度か実戦を経てまだ「緊張し過ぎる」ということはなさそうです。

そういう時に以下のような原因が考えられます。

↓↓↓

○過去問演習時と違い、本番ではすぐに答えを確認できないから、
 どれもこれも間違えたような気分になる。

そこへもって、

○これが本番だ(できなければ受からない)ことを分かっているので、
 まずかったんじゃないか、という気持ちが強く残る。

その結果「本番だとできない」という感想になるというわけです。

このことを生徒に説明すればいいのですが、
本番の時期はちょっと特殊な精神状態なので
理屈で説得しようとしてもなかなかうまくいきません。

そこで使う比喩が『値札の比喩』です。

------------------------------------------

「先生〜、過去問解いている時は順調なのに、
 本番になるとできなくなっちゃうんです」

─それは気持ちの問題。実際にできなくなってるわけではないんだ。

(納得しない感じの語調で)「え〜、そうですかねえ…」

─過去問演習と本番入試の一番大きな違いは何だか知ってる?

「う〜ん、何だろ…」

─すぐに答え合わせができないっていうこと。

(まだ不得要領に)「まあ、そうですが…」

─これはアナタが思っている以上に
 大きなココロの重荷になっているんだ。

「…」

─喩えていえば、

 値札のついていない商品を買うのと似てるんだよ。

(??)

─問題が商品、値札が解答と考えるんだ。

------------------------------------------

買い物に行って「いいな!」と思えた商品があっても、
値札がついていなければ不安になるのは当たり前です。

不安というのは「予想外に高かったらどうしよう」に決まってます。

「5000円くらいだとは思うけど一万円だったらどうしよう。
 レジまで持って行ってそんなことがあったら、恥ずかしいし…」

家や自習室での演習と受験本番との違いも同様なのです。

自分が選んだ答の確認がすぐできれば、
合っていればもちろん、間違っていても
サッと切り換えて次にすべきことを考えられるものです。

その一方で自分が選んだ答の確認がすぐできないと、
ある程度根拠を持って選んだはずのものでも自信がなくなってくるし、
はっきり根拠を探せなかったものは、
どれもこれも間違いのような気分になってくるものなのです。

しかも答の確認ができるのが、あくまで演習であると分かっている方で、
確認ができないのが、本番なわけですから
気持ちの面での違いがどれほど大きくなるかは瞭然です。

------------------------------------------

─店で買おうとしたモノに値札がついてない時のことを考えてみようか。
 『これ安かったらどうしよう』って思う??
 『これ5000円くらいしそうだけど、
 500円かも知れないからレジに持って行ってみよう』
 とか…

(苦笑しながら)「思いませんよ」

─だよね。『5000円だったら所持金で足りるんだけど、
 一万円だったらどうしよう』って不安になるのが普通だよね。

(だいぶ状況を理解した感じで)「はい」

─受験も同じことなんだ。
 しかも、買い物だったらレジで恥をかくだけでいいけど、
 受験本番での間違いは恥くらいじゃ済まないって思うでしょ。
 『いつもよりできない気がする』というのがむしろ普通で、
 『いつもよりできる気がする』という方が変なくらいなんだよ。

------------------------------------------

と、こんな感じで話を進めていくのです。

【今回の引出し】
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「試験本番になるとできなくなる」という錯覚に怯えている場合に
「買い物と値札の比喩」が有効である。
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| ココロの引出し、アタマの引出し | 19:09 | comments(3) | trackbacks(0)

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